みなさんこんにちは。
東京都武蔵野市吉祥寺 京王井の頭線吉祥寺駅から徒歩3分、こどもの矯正に強い吉祥寺の歯医者、吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科です。
今回は、「前歯の出っ歯が気になる」「歯並びのガタガタが気になる」というお悩みで来院された、10歳女児の小児矯正症例をご紹介します。
お子さまの前歯が前に出ている、永久歯が重なって生えてきたなど、混合歯列期の歯並びに不安を感じている保護者の方は少なくありません。
成長途中の時期に歯並びや顎の状態を確認することで、永久歯が並ぶためのスペースや、上下の顎のバランスを考慮した治療を検討できる場合があります。
症例概要
- 年齢・性別:10歳女児
- 主訴:「前歯の出っ歯が気になる」「ガタガタが気になる」
- 診断名:上顎前突、叢生
- 治療方法:インビザライン・ファースト
- 治療期間:2024年6月〜2025年7月(約13か月)
- 治療費:605,000円(税込)
- 担当医・監修医:山口 昌良
治療前の状態
診察では、上の前歯が前方へ突出している「上顎前突」と、永久歯が並ぶスペースが不足して歯が重なっている「叢生」が認められました。
10歳前後は、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期です。
この時期の小児矯正では、単に前歯の見た目だけを見るのではなく、永久歯への生え替わり、歯列の幅、上下の顎の位置関係、口元のバランスなどを総合的に確認することが重要です。
また、出っ歯に見える原因には、歯の傾きだけでなく、上顎と下顎の骨格性のバランスや、舌・唇の癖、口呼吸などが関係していることもあります。
そのため、治療開始前には口腔内写真、レントゲン、歯型などを用いて状態を確認し、今後の成長を考慮した治療計画を立てました。
(治療前)

インビザライン・ファーストによる治療
今回は、成長期のお子さまを対象としたマウスピース型矯正装置「インビザライン・ファースト」を使用しました。
透明なマウスピースを段階的に交換しながら歯列の拡大や歯の移動を行い、永久歯が並ぶためのスペース確保と、前歯の突出感や歯並びのガタつきの改善を目指しました。
装置は取り外しができるため、食事や歯磨きを普段どおり行いやすいことが特徴です。
一方で、決められた装着時間を守れない場合は、治療計画どおりに歯が動かず、治療期間が長くなる可能性があります。
小児矯正では、お子さまご本人の協力に加えて、保護者の方による装着状況の確認や声かけも大切です。
治療中は、歯の動き、生え替わり、かみ合わせの変化を定期的に確認しました。
混合歯列期は新しい永久歯が生えてくる時期であるため、治療が順調に進んでいても定期観察を続け、必要に応じて治療計画を調整します。
治療後について
約13か月の治療を行い、前歯の突出感と歯列のガタつきの改善を図りました。
ただし、早期矯正を行ったすべてのお子さまが、将来的な矯正治療を必要としなくなるわけではありません。
永久歯への生え替わりや顎の成長によっては、永久歯列が完成した後に、第二期治療として追加の矯正治療が必要になる場合があります。
治療終了後も、歯並びやかみ合わせの後戻りを防ぐための保定と、永久歯の萌出や顎の成長を確認する定期観察が重要です。
(治療後)

インビザライン・ファーストの副作用・リスク
- 装置装着時の違和感、圧迫感、痛み
- 一時的な発音のしにくさ
- 装着時間不足による治療期間の延長
- 歯肉炎、虫歯、歯周組織の炎症
- 顎関節の痛みや違和感
- 歯根吸収
- 歯肉退縮
- 治療後の後戻り
- 成長や永久歯の萌出状況による追加治療の可能性
治療結果や治療期間には個人差があります。
同じ診断名であっても、顎の成長、永久歯への生え替わり、装置の装着状況などにより、適切な治療方法や治療経過は異なります。
お子さまの前歯や出っ歯が気になる保護者の方へ
「前歯が出てきた」「永久歯が重なっている」「いつ矯正相談を受ければよいかわからない」という場合でも、すぐに治療を始める必要があるとは限りません。
大切なのは、適切な時期に現在の歯並びと顎の成長を確認し、今すぐ治療が必要なのか、定期観察でよいのかを判断することです。
吉祥寺で小児矯正の症例相談をご希望の方は、吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科までご相談ください。
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※本記事は一症例の紹介であり、治療効果を保証するものではありません。治療方法、治療期間、費用、副作用・リスクは患者さまの状態によって異なります。