みなさんこんにちは。
東京都武蔵野市吉祥寺、京王井の頭線吉祥寺駅から徒歩3分、こどもの矯正に強い吉祥寺の歯医者、吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科です。
今回は「叢生(そうせい)早期矯正|10歳女児|治療期間12か月」の症例をご紹介します。
5〜10歳くらいのお子さまの歯並びにお悩みの保護者さまから、「前歯がデコボコしてきた」「このままで大丈夫?」といったご相談を多くいただきます。
永久歯が生えそろう前の“混合歯列期”に始めることで、将来の顔立ちや歯並びの安定につながるケースも多くあります。
症例概要
患者情報
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年齢・性別:10歳 女児
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主訴:歯並びのデコボコが気になる、将来の顔立ちを整えたい
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診断名:叢生(そうせい)
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治療期間:2024年10月〜2025年10月(約12か月)
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治療費:715,000円(税込)
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担当医:山口 昌良
初診時の状態(Before)

10歳の女の子。前歯が重なり合い、特に上の前歯の叢生が目立ちました。
顎の成長バランスを確認したところ、やや骨格的に下顎が後方に位置しており、将来的に“出っ歯傾向”や顔の成長バランスに影響が出る可能性も考えられました。
この段階では永久歯がすべて生えそろっていないため、**混合歯列期の早期矯正(Ⅰ期治療)**を行う方針としました。
治療方針と装置の選択
当院では、混合歯列期の叢生に対して以下の2段階で治療を行うことが多いです。
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顎の拡大による土台づくり
まず、上顎を広げる「拡大床」という取り外し式の装置を使用し、永久歯が正しい位置に生えるためのスペースを確保します。
これにより、歯を抜かずにきれいに並べられる可能性が高まります。 -
歯列の整えと見た目の改善
拡大後に「インビザライン・ファースト」というマウスピース型矯正装置を使用。
透明で目立たず、学校生活にも支障が少ないため、特に女子のお子さまに人気の治療方法です。
治療経過
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初期3か月(拡大床)
夜間を中心に拡大床を使用。装着時間をしっかり守ってくれたことで、上顎幅がバランスよく広がりました。 -
中期〜最終(インビザライン・ファースト)
拡大後、歯列の整えを目的にマウスピース矯正へ移行。1〜2週間ごとに新しいアライナーへ交換しながら歯の位置をコントロールしました。
アライナーは食事や歯みがきの際に取り外せるため、むし歯のリスクも抑えやすいのが特徴です。
治療後の状態(After)

治療後は、上下の前歯がきれいに整い、笑顔の印象も明るくなりました。
顔のバランスも自然に整い、保護者の方からは「表情が柔らかくなった」と嬉しいお声をいただきました。
今後は保定期間として、後戻り防止のためのリテーナー(保定装置)を使用しながら、定期観察を続けていきます。
治療費・リスクについて
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費用:715,000円(税込)
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期間:約12か月
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副作用・リスク:装置による違和感、発音のしづらさ、顎関節の痛み、歯根吸収、後戻りなどの可能性があります。
担当医よりコメント
山口 昌良 医師
小児の叢生は、永久歯が生えそろう前の“今”こそアプローチできるチャンスです。
成長に合わせて顎の発育を促すことで、将来的に歯を抜かずに整える可能性が高まります。
チンキャップや拡大床など、骨格的なバランスを見ながら最適な方法をご提案します。
保護者の方へ
お子さまの歯並びは、見た目だけでなく咬み合わせやお顔の成長にも関わります。
「まだ早いかな?」と思っていても、早期相談によって選べる選択肢が広がるのが小児矯正の大きなメリットです。
吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科では、チンキャップ矯正・拡大床・インビザラインファーストなど、お子さまの成長段階に合わせた治療を行っています。
初診相談では、模型や写真(例:
)を使ってわかりやすくご説明いたします。
小児矯正のご相談はこちら
歯並びや顎の成長について気になることがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科
東京都武蔵野市吉祥寺
京王井の頭線「吉祥寺駅」徒歩3分
小児矯正・叢生・混合歯列期の早期治療は、当院におまかせください。