みなさんこんにちは。
吉祥寺にある歯医者 京王井の頭線 吉祥寺駅より徒歩3分、吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科です。
子供が元気に遊んでいる時、ふとした拍子に「歯をぶつけた!」という場面、心当たりはありませんか?突然の出来事に、親御さんは驚きと不安でいっぱいになるはずです。「歯が折れたかも?」「血が出ているけど大丈夫?」といった悩みは、子育て中の家庭にとってよくあるものです。
この記事では、「子供 歯をぶつけたとき対処法」と検索された方のために、歯をぶつけた直後に何をすべきか、症状に応じた対応、時間が経ってから現れる可能性のあるトラブル、そしてぶつけた後に気をつけたいポイントを、わかりやすく解説します。
この記事を読むことで、親御さんが慌てずに正しい判断と対応ができるようになります。小さなケガのように見えても、実は歯や神経に大きな影響が出ているケースもあるため、的確な対処がとても大切です。
お子さまのケガに備えて知識を持っておきたい方、実際にぶつけてしまって不安な方、歯科医院を受診すべきか迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
1. 子供が歯をぶつけた時どうする?
子供が歯をぶつけたときは、まず冷静に状況を確認することが大切です。口の中からの出血、歯のぐらつき、欠け、唇の腫れなど、見た目に明らかな異常がないかをチェックします。出血があれば清潔なガーゼで圧迫して止血を試みてください。
ただし、目に見える外傷が少なくても、歯の内部にダメージを受けていることがあります。歯が変色してくる、神経が損傷するといった症状は、時間が経ってから現れることも少なくありません。
a. 歯科医院を受診
歯をぶつけた場合、必ず歯科医院での診察を受けてください。小児歯科では、歯の動揺や破折、歯根や神経の損傷の有無をX線で確認することが可能です。特に前歯のケガは見た目や噛み合わせにも関わるため、早期受診が重要です。
2. 症状別の処置
歯をぶつけた際の症状によって、適切な処置は異なります。以下に代表的な症状別の対処法を詳しく紹介します。
a. ぐらぐらしている
歯がぐらぐらしている場合は、歯の根や歯槽骨にダメージがある可能性が高いです。ぐらつきを固定する処置(スプリント固定)が必要になる場合があります。無理に指で押したり、舌で触ったりすると症状が悪化することもあるため、そっとしておくことが大切です。
子供の成長段階では乳歯と永久歯が混在しており、ぶつけた歯がどちらかによって処置が異なります。乳歯の場合、自然に抜けるのを待つこともありますが、永久歯の場合はできるだけ保存する方向で治療を行います。
b. 欠けた・折れた時
歯が欠けた・折れたときは、その破片が残っている場合は清潔な牛乳や唾液に入れて保存し、なるべく早く歯科医院に持参してください。破片の状態によっては、元に戻せるケースもあります。
破折した範囲によっては、神経が露出してしまい強い痛みが出ることもあります。神経が傷ついている場合には、神経の処置(生活歯髄切断や抜髄)が必要になることもあります。特に永久歯での破折は、将来的な歯の寿命にも関わるため、早期に適切な対応を受けることが重要です。
3. 時間の経過で現れる症状
歯をぶつけた直後には異常が見られなくても、時間が経過することで次のような症状が出てくることがあります。
・歯が変色してくる
・噛んだときに痛む
・歯ぐきから膿が出る
・歯がだんだん揺れてくる
これらの症状は、歯の神経が死んでしまったり、根の先に炎症が起きたりしているサインです。特に歯が黒っぽく変色してきた場合には、神経が壊死している可能性が高いため、すぐに歯科医院での精査が必要です。
4. 歯をぶつけた後の注意点
歯をぶつけたあとは、以下のようなことに注意する必要があります。
・硬いものを噛ませない
・ぶつけた部分を触らせない
・熱い・冷たいもので痛がる場合は刺激を避ける
・定期的な経過観察を行う
特にぶつけた歯がぐらついている状態で硬い食べ物を噛んでしまうと、状態が悪化して抜歯に至ることもあります。また、外見的な問題がなかったとしても、神経の損傷や歯根の吸収といった内部のトラブルがある可能性も考慮しなければなりません。
歯科医院では、見た目ではわからない部分まで検査を行い、長期的な視点でお子さんの歯を守っていくことができます。自宅では痛みの有無や歯ぐきの腫れの変化など、日々の変化に注意を払ってください。
5. まとめ
子供が歯をぶつけたときは、まず慌てずに状況を確認し、早めに歯科医院を受診することが何よりも重要です。見た目に異常がない場合でも、内部に深刻なダメージが及んでいるケースもあるため、油断は禁物です。
歯がぐらぐらしている場合には固定処置が必要になったり、欠けたり折れたりした場合は破片の保存と迅速な治療が求められます。ぶつけた後、時間の経過とともに現れる変化にも注意が必要であり、定期的なフォローが欠かせません。
お子さまの大切な歯を守るためには、親御さんの迅速で正確な判断が不可欠です。この記事が、いざというときの参考になれば幸いです。
吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科では24時間WEB予約を行っております。
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監修者:
医療法人社団名月会
理事長 山口昌良