吉祥寺で小児矯正をお考えの方へ|Ⅰ期治療とⅡ期治療の違い・メリット・始めどきを徹底解説|吉祥寺駅から徒歩3分の歯医者|吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科

0422-29-3966 WEB予約
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町
1丁目12-1 ロアサンロードビル1F

ブログ BLOG

吉祥寺で小児矯正をお考えの方へ|Ⅰ期治療とⅡ期治療の違い・メリット・始めどきを徹底解説

みなさんこんにちは。

吉祥寺にある歯医者 京王井の頭線 吉祥寺駅より徒歩3分、「吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科」です。

「子どもの歯並びが気になるけれど、いつから矯正を始めればいいの?」「Ⅰ期治療とⅡ期治療の違いってなに?」
このような疑問をお持ちの親御さんは多いのではないでしょうか。

この記事では、小児矯正における「Ⅰ期治療」と「Ⅱ期治療」の違いや、それぞれのメリット・デメリット、さらに「急速拡大装置」などの具体的な治療方法についても詳しく解説します。
歯並びの改善だけでなく、お子さまの将来的な健康や成長にも影響する小児矯正。適切なタイミングでスタートすることで、大人になってからの治療負担も大きく減らすことができます。

この記事を読むことで、「Ⅰ期治療とⅡ期治療 小児矯正」に関する理解が深まり、お子さまにとって最適な矯正の始め方がわかるようになります。

お子さまの矯正を検討しているご家族は、ぜひ最後までご覧ください!


小児矯正とは?

小児矯正とは、成長期にある子どもの顎や歯の位置を整える矯正治療です。大人の矯正と違い、顎の成長を利用して歯並びを整えられるのが最大の特徴です。

小児矯正は2つの段階に分かれており、それぞれに目的や効果が異なります。

Ⅰ期治療とは

Ⅰ期治療は、主に6歳〜10歳頃に始める矯正治療で、顎の成長をコントロールしながら歯の生えるスペースを整えるのが目的です。永久歯が完全に生え揃う前の「混合歯列期」に行う治療で、骨格的な問題を早期に修正することが可能です。

たとえば、上顎の幅が狭いことで前歯がガタガタに生えてしまうケースでは、「急速拡大装置」を使って顎を広げることで、将来的な抜歯矯正を避けることも可能になります。

Ⅱ期治療とは

Ⅱ期治療は、永久歯が生え揃った中学生〜高校生以降に行う本格的な歯列矯正です。Ⅰ期治療で整えた顎や骨格をベースにして、ワイヤー矯正やマウスピース矯正(インビザライン)で仕上げを行います。

Ⅰ期治療を受けていない場合でも、Ⅱ期治療だけで対応することもありますが、歯の移動量が多くなったり、治療期間が長引く傾向があります。


急速拡大装置とは?

急速拡大装置とは、上顎の骨を左右に広げるために使用する固定式の矯正装置です。顎の骨は6歳〜10歳ごろまでは柔らかく、正しい方向に成長を促すことができます。

具体的には、ネジで装置を少しずつ回すことで、上顎の骨の中央を分離させ、幅を広げていきます。数週間で効果が現れることが多く、永久歯のスペース不足を解消するうえで非常に有効です。

この装置によって、将来的に抜歯を避けられるケースも多くあります。


Ⅰ期治療のメリットとデメリット

Ⅰ期治療のメリットは以下の通りです:

  1. 顎の成長を利用できる
     骨格に対するアプローチが可能な唯一のタイミングであり、将来的な外科手術の回避につながることがあります。

  2. 抜歯のリスクを減らせる
     歯がきれいに並ぶためのスペースを早期に確保するため、抜歯矯正の必要性が低くなります。

  3. 歯列不正の進行を抑える
     放っておくと悪化する受け口や出っ歯などの改善に役立ちます。

  4. 心理的負担を軽減できる
     見た目が整うことで、自信や笑顔にもつながり、思春期の精神的な不安を減らせる可能性があります。

一方で、デメリットとしては:

  1. 治療期間が長くなることがある
     Ⅰ期とⅡ期を合わせるとトータルで数年かかることがあります。

  2. すべてのケースで必要とは限らない
     軽度の歯列不正の場合は、Ⅱ期治療だけで対応できることもあります。

  3. 本人の協力が不可欠
     取り外し式の装置を使用することもあるため、毎日決まった時間つけるなど、本人の努力が重要です。

  4. 費用が2段階になる可能性がある
     Ⅰ期とⅡ期で治療費が別にかかる場合もあるため、事前にトータルの費用感を確認する必要があります。


Ⅱ期治療のメリットとデメリット

Ⅱ期治療のメリットは以下の通りです:

  1. 見た目の改善がはっきりと実感できる
     永久歯すべてを対象とした治療のため、歯列全体が整い、仕上がりが美しくなります。

  2. 咬み合わせの改善ができる
     上下の歯のバランスや、奥歯の咬み合わせをしっかり調整できます。

  3. 成人矯正よりも短期間で終わることがある
     成長が残っているため、歯の移動が早く終わるケースもあります。

  4. マウスピース矯正にも対応しやすい
     近年では透明で目立たない「インビザライン・ティーン」なども選択肢に入ります。

一方、デメリットは:

  1. Ⅰ期治療を受けていない場合、抜歯の可能性がある
     スペースが確保されていない場合、歯を抜く必要が出てくることがあります。

  2. 矯正装置による違和感がある
     ワイヤーやマウスピースが合わない、痛いなど、個人差があります。

  3. 口腔ケアがより重要になる
     矯正中は虫歯や歯周病になりやすいため、歯磨きやフロスなどのケアが不可欠です。

  4. 治療費がまとまってかかる
     Ⅰ期治療が不要なぶん、Ⅱ期に費用が集中しやすい傾向があります。


まとめ

「Ⅰ期治療とⅡ期治療 小児矯正」は、それぞれの役割とタイミングをしっかりと理解したうえで、お子さまに最適な治療計画を立てることが大切です。

Ⅰ期治療では骨格や顎のバランスを整えることで、将来的なリスクを軽減できます。Ⅱ期治療では、歯並びと咬み合わせをしっかり仕上げることで、美しさと機能性を高められます。

どちらも重要なステップですが、すべてのお子さまがⅠ期治療を必要とするわけではありません。まずは信頼できる矯正歯科で、レントゲンや精密検査を行い、現状を正しく把握することが第一歩です。

吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科では24時間WEB予約を行っております。
何か気になる点がございました方は以下からご予約ください。
👉 https://icontact-4.dapo.jp/docoapo_line/webform.php?id=39399

監修者:
医療法人社団名月会
理事長 山口昌良