子どもの口元がポカンと開いている?りっぷるくん口唇閉鎖力測定器で口呼吸をチェック!|吉祥寺駅から徒歩3分の歯医者|吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科

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子どもの口元がポカンと開いている?りっぷるくん口唇閉鎖力測定器で口呼吸をチェック!

みなさんこんにちは。
吉祥寺にある歯医者 京王井の頭線 吉祥寺駅より徒歩3分、吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科です。

「最近、子どもの口がポカンと開いている気がする」「口呼吸しているのかも…」と感じたことはありませんか?
実は、口元が常に開いている状態は、歯並びやお顔立ちに大きな影響を及ぼすリスクがあります。
そんなお子さんたちの口唇閉鎖力を簡単に測れる機器が、りっぷるくん 口唇閉鎖力測定器です。

この記事では、りっぷるくんの特徴、測定方法、口呼吸と歯並びへの関係、さらに実際に取り組める口唇閉鎖トレーニングメニューまで詳しく紹介していきます。

この記事を読むと、「なぜ口唇閉鎖力が重要なのか」「どのように改善していくのか」がわかるようになります。
お子さんの口元や歯並びが心配なご家族の方は、ぜひ最後まで読んでみてください!


  1. 口唇閉鎖力測定器

口唇閉鎖力測定器とは、子どもや大人の「唇を閉じる力=口唇閉鎖力」を数値で測定する医療機器です。
口唇閉鎖力が弱いと、口が無意識に開いてしまい、口呼吸や歯並びの悪化、姿勢の乱れなど様々な問題を引き起こします。
しかし、目で見るだけではわかりづらいため、数値化して客観的に評価することが非常に大切です。

a. りっぷるくん

りっぷるくんは、株式会社トータルブレインケアが開発した、小児から成人まで幅広く使える口唇閉鎖力測定器です。
測定に痛みや違和感がなく、操作もシンプルなため、小さなお子さんでも楽しく取り組めます。

【りっぷるくんの主な特徴】

  • わずか数秒で測定可能

  • 痛みなし、安心して使える

  • 小型で持ち運びも簡単

  • 測定結果がデジタル表示でわかりやすい

当院でも導入しており、子どもたちが「測定ゲームみたい!」と喜んで参加してくれています。

b. 測定方法

りっぷるくんによる測定方法はとても簡単です。

【りっぷるくんの測定手順】

  1. ゴムチューブを上下の唇で軽く挟む

  2. 測定スタートの合図で、チューブを押しつぶすように強く閉じる

  3. 約10秒間しっかり唇を閉じたままキープ

  4. 測定結果が数値(kPa)で表示される

例えば、5歳の女の子が初めて測ったとき、口唇閉鎖力は6kPaでした。
3か月間トレーニングを続けた後、測定値は12kPaに上昇し、自然な鼻呼吸も身についてきました。

【測定時のポイント】

  • 唇だけでチューブを押さえ、歯で噛まないよう指導する

  • 測定中はリラックスして口以外の筋肉に力を入れない

  • できるだけ毎回同じ条件で測定する


  1. 口呼吸について

口呼吸とは、口を開けたまま呼吸をする癖のことを指します。
子どもの場合、口呼吸が癖になると、健康面・歯並び・顔つきに大きな影響を与えるため注意が必要です。

a. 歯並びが悪くなる

口呼吸によって舌が低い位置に下がると、上顎の成長が妨げられ、結果として歯並びが悪くなります。
さらに、唇の力が弱くなると、前歯が前に押し出されやすくなり、**出っ歯(上顎前突)開咬(前歯が噛み合わない状態)**を引き起こします。

【具体的な影響】

  • 出っ歯になる

  • 前歯にすき間ができる(開咬)

  • 顔が縦に長く見える(アデノイド顔貌)

  • 発音が不明瞭になる(特に「さ行」「た行」)


  1. 口唇閉鎖力測定器の必要性

りっぷるくんのような測定器がなぜ必要なのか、理由は大きく3つあります。

【理由1】見た目では判断できない
口唇閉鎖力の弱さは、ぱっと見ただけではわかりにくい問題です。
客観的な数値によって、リスクを正確に把握できます。

【理由2】トレーニング効果を可視化できる
トレーニングの成果が数値に現れるため、子どもたちもモチベーションを保ちやすくなります。

【理由3】早期介入ができる
低年齢のうちから問題を発見できれば、簡単なトレーニングだけで改善できる可能性が高まります。


  1. 口唇閉鎖トレーニングの具体的なメニュー例

口唇閉鎖力を高めるためには、日々のトレーニングが大切です。
家庭でもできる簡単なトレーニングを紹介します!

【家庭でできる口唇閉鎖トレーニング】

① 風船ふくらましトレーニング

  • 小さな風船をふくらませる練習をする

  • 口をしっかり閉じて息を送り込み、唇の筋力を強化する

② 割りばしくわえトレーニング

  • 割りばしを唇だけで挟み、1分間キープする

  • だんだん長くキープできるように練習する

③ ストロー吸引トレーニング

  • ストローで水を吸い上げ、コップからコップへ移す

  • 唇をしっかり閉じる意識を持つことがポイント

④ ふうせんピンポンゲーム

  • 小さな風船を口で吹いて動かす遊び

  • 家族でゲーム感覚で楽しめる

【ポイント】

  • 毎日3〜5分、無理なく続ける

  • 楽しく行うことで習慣化する

  • 測定結果を見ながら進めると効果アップ!


  1. まとめ

この記事では、「りっぷるくん 口唇閉鎖力測定器」について詳しく解説しました。
りっぷるくんを使えば、口唇閉鎖力を簡単かつ正確に測定でき、子どもの口呼吸や歯並びリスクを早期に発見できます。
また、具体的なトレーニングメニューを取り入れることで、自然な鼻呼吸へと導き、将来的な矯正治療リスクを減らすことも可能です。

お子さまの口元が少しでも気になる方は、ぜひ一度、りっぷるくんで測定してみましょう!
吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科では24時間WEB予約を行っております。
何か気になる点がございました方は以下からご予約ください。
https://icontact-4.dapo.jp/docoapo_line/webform.php?id=39399

監修者:
医療法人社団名月会
理事長 山口昌良