みなさんこんにちは。
京王井の頭線 吉祥寺駅より徒歩3分、吉祥寺にある歯医者 吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科です。
「虫歯って痛くないなら放っておいても大丈夫?」
「忙しくて歯医者に行けない。でも虫歯、ちょっと気になる…」
そんなふうに考えたことはありませんか?
でもその「放置」、実はとても危険です。
虫歯は自然には治らず、進行性の病気です。初期のうちは症状がないためつい後回しにしがちですが、知らないうちに進行し、最終的には抜歯が必要になったり、全身の健康に影響を及ぼしたりすることもあります。
この記事では、虫歯を放置した場合に何が起こるのか段階ごとに詳しく解説し、虫歯を防ぐために日常で心がけたいポイントもお伝えしていきます。
✔「今、歯医者に行くべきか迷っている方」
✔「痛くない虫歯を見つけたけれど放置している方」
✔「子どもや家族の虫歯予防に関心のある保護者の方」
にぜひ最後まで読んでいただきたい内容となっています。
①虫歯放置すると危険?放置が引き起こすリスクと早急な治療の重要性
虫歯は自然には治らない病気です。放置すればするほど悪化し、最終的には「抜歯」や「歯の神経を取る治療」が必要になることもあります。
虫歯を放置すると起きる主なリスクは以下の通りです。
虫歯を放置するリスクとは?
1. 痛みや腫れが悪化するリスク
初期の虫歯は痛みがないため放置されがちですが、虫歯が進行すると神経に達し、激しい痛みや腫れを引き起こすようになります。
特に夜間や仕事中に突然痛みが出ると、日常生活に支障をきたします。
2. 治療費と通院回数が増加するリスク
初期虫歯であれば1回の通院と少額の治療費で済むことが多いですが、神経治療や被せ物が必要になると、5〜6回以上の通院と数万円単位の治療費が必要になります。
3. 歯の寿命が縮むリスク
一度神経を取った歯はもろくなり、将来的に割れやすくなります。結果的に抜歯の可能性が高まり、ブリッジやインプラントといった補綴治療が必要になるケースもあります。
4. 全身の健康に悪影響が出るリスク
虫歯が原因で「歯性感染症」と呼ばれる病気(顎の骨の感染や心内膜炎など)を引き起こす場合があります。特に免疫力が低い方や高齢者は注意が必要です。
②虫歯は放置しても治らない!
虫歯は自然治癒しません。歯のエナメル質や象牙質は、骨のように自己再生する組織ではないため、削られた部分は戻らないのです。
虫歯の自然治癒がない理由
1. エナメル質・象牙質は再生しない
虫歯は、虫歯菌が出す酸によって歯が溶けていく病気です。一度溶けて穴が開いた歯は、再生することはありません。
2. 初期の脱灰段階以降は進行する一方
ごく初期の「白濁」段階であれば、フッ素塗布やブラッシングの改善で進行を止められることもあります。しかし小さな穴があいた時点で、それ以上進行を防ぐには治療が必要です。
3. 痛みがなくても進行する
虫歯は静かに進行するため、自覚症状がないうちに重症化していることもあります。違和感が出る頃には神経に達していることも珍しくありません。
③では虫歯を放置するとどうなるか?
放置された虫歯の進行は4段階に分類されます。それぞれの段階で、起こる症状と必要な治療法は異なります。
C1:エナメル質の虫歯(初期)
症状:痛みなし/小さな黒ずみ
治療:予防処置や小さな詰め物で済む
C2:象牙質に到達した虫歯
症状:冷たいものや甘いものがしみる
治療:コンポジットレジン充填やインレー(詰め物)
C3:神経まで達した虫歯
症状:ズキズキとした自発痛/眠れないほどの痛み
治療:神経を取る根管治療+クラウン(被せ物)
C4:歯根のみ残る虫歯
症状:強い腫れ/膿が出る/口臭
治療:抜歯+ブリッジやインプラントなどの補綴処置
④虫歯にならないために心がけること
虫歯を防ぐには、「早期発見」と「毎日のセルフケア」が重要です。
定期検診とフッ素で予防
1. 3ヶ月ごとの定期検診
虫歯は数ヶ月で進行するため、3ヶ月に一度のチェックで早期発見が可能です。
2. フッ素塗布
高濃度フッ素による歯質強化は、初期虫歯の進行を抑える手助けになります。特に小児や虫歯リスクが高い方に有効です。
日常生活でできる虫歯予防習慣
・就寝前の丁寧な歯磨き
寝ている間は唾液が減少し、虫歯菌が活発になります。夜のケアが重要です。
・甘いものの摂取時間を決める
1日中ダラダラ食べると、口腔内が常に酸性になり虫歯が進行しやすくなります。
・仕上げ磨きやフロス習慣
子どもには仕上げ磨きを、小学生以上の方にはデンタルフロスや歯間ブラシを取り入れましょう。
⑤まとめ
虫歯は「痛くないから大丈夫」と思って放置してしまうと、気づいた時には神経にまで達してしまっているケースが非常に多くあります。虫歯は自然には治らず、進行性の病気です。
放置によって痛みや腫れ、治療費の増加、歯の寿命の短縮といった深刻な結果を招くことがあります。虫歯を見つけたら、早めの受診が最も大切です。
また、日頃のブラッシングや定期検診、フッ素塗布といった予防の取り組みを続けることで、虫歯を未然に防ぐことができます。
吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科では、痛みの少ない虫歯治療や定期的な予防ケアを通じて、皆さんのお口の健康を守ります。
何か気になる点がございました方は以下からご予約ください。
24時間WEB予約はこちら
監修者:
医療法人社団名月会
理事長 山口昌良