抜歯後にそのまま放置するリスクとは? 骨吸収・咬み合わせの崩れ・親知らずの萌出リスクまで徹底解説!|吉祥寺駅から徒歩3分の歯医者|吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科

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抜歯後にそのまま放置するリスクとは? 骨吸収・咬み合わせの崩れ・親知らずの萌出リスクまで徹底解説!

みなさんこんにちは。
吉祥寺にある歯医者 京王井の頭線 吉祥寺駅より徒歩3分、吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科です。

「抜歯後にそのまま放置するとどうなるの?」と疑問に思っていませんか?実は、抜歯後に治療をせず放置すると、見た目や咬み合わせ、全身の健康にまで大きな影響が出るリスクがあります。この記事では、抜歯後にそのまま放置するリスクや、どんな治療方法があるのかを詳しくご紹介します。この記事を読むと、抜歯後に起こる変化や治療の選択肢、放置しないために必要な知識が分かります。これから抜歯を控えている方、歯を抜いたままにしてしまっている方、またご家族がそのような状況の方は、ぜひ最後まで読んでみてください!


1. 抜歯後にそのまま放置するリスク

抜歯後にそのまま放置すると、口腔内全体のバランスが崩れます。歯は周りの歯と支え合いながら並んでいるため、抜けた部分があるとそのすき間を埋めようとして隣の歯が傾いて移動してしまいます。結果として、咬み合わせが崩れ、顎関節に負担がかかります。顎関節の不調が続くと、肩こりや頭痛など全身の不調にまでつながることがあります。

また、抜歯後のすき間に食べ物が詰まりやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクも高まります。特に、すき間にたまった食べかすが原因で、周囲の歯が虫歯や歯周病になるケースは少なくありません。

さらに、抜歯後に放置すると「骨吸収」という問題が必ず起こります。歯を支えていた骨(歯槽骨)は、歯を失うと刺激を受けなくなるため、徐々に痩せていきます。一般的に、抜歯後1年間で約40%の骨が吸収されると言われています。骨が痩せると顔の輪郭まで変わり、頬がこけたように見えることもあります。

そしてもうひとつ、見落としがちなリスクが歯の萌出リスクです。特に親知らずなどの埋伏歯(骨の中に埋まった歯)は、周囲のスペースが変わることで予想外の動きを見せることがあります。抜歯によって生まれたスペースに、親知らずが押し出されるように生えてきてしまうのです。親知らずが途中まで出てくると、歯ぐきに炎症を起こしたり、隣の歯を圧迫して痛みを引き起こしたりすることがあります。

このように、歯の萌出リスクを含めると、抜歯後に放置するリスクは非常に多岐にわたります。歯の移動や骨の吸収だけでなく、埋伏歯の思わぬトラブルまで引き起こしてしまうことがあるのです。


2. 抜歯した後の治療方法

抜歯した後の治療方法としては、大きく3つの方法があります。それぞれの治療には特徴やメリット、デメリットがあります。患者さんの口腔内の状態やライフスタイルに合わせて最適な治療法を選ぶことが大切です。

インプラント
インプラントは、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を被せる治療です。しっかりと骨に固定されるため、天然の歯と変わらない見た目と咬み心地を実現できます。インプラントは周囲の歯を削る必要がないことが大きなメリットです。ただし、手術が必要なため、全身疾患がある方や骨の量が不足している方には慎重な検討が必要です。

ブリッジ
ブリッジ治療は、失った歯の両隣の歯を削り、橋渡しのように人工歯を固定する方法です。取り外し不要で、咬み心地も比較的安定します。見た目も自然な仕上がりにできます。ただし、健康な歯を削らなくてはならないため、将来的にその歯の寿命が短くなるリスクがあります。

入れ歯(義歯)
入れ歯(部分入れ歯・総入れ歯)は、取り外し可能な義歯です。周囲の歯を大きく削らずに済むのがメリットですが、バネがかかる歯に負担がかかることや、異物感が気になることがあります。入れ歯に慣れるまでの期間は個人差がありますが、最初は「しゃべりにくい」「違和感がある」という声をよく聞きます。しかし、最近では素材の改良や設計の工夫で、違和感が少ない入れ歯も増えています。


3. 長期間放っておくことで起こる変化

抜歯後に何もせずに長期間放っておくと、歯並びや咬み合わせの問題だけでなく、全身の健康にまで影響が出ることがあります。骨吸収が進むと顔貌の変化を引き起こし、特に前歯を失った場合は笑顔の印象が大きく変わります。さらに、咬み合わせのずれによって顎関節症を引き起こすリスクもあります。顎関節症は、口が開けづらくなったり、頭痛や肩こり、耳鳴りなどの不快な症状を伴うことがあります。

また、食べ物をよく噛めないことで胃腸に負担がかかることもあります。噛む回数が減ると消化に時間がかかり、胃もたれや消化不良を起こしやすくなるのです。

さらに、抜歯した部分に食べ物が詰まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクも高まります。食べかすが溜まりやすいことで、プラークが増殖し、周囲の歯や歯ぐきまで炎症を起こすことがよくあります。


4. 抜歯後の治療の選択肢3つ

抜歯後の治療には、インプラント、ブリッジ、入れ歯の3つの選択肢があります。それぞれの治療法にはメリットとデメリットがあり、患者さんの口腔内の状態やライフスタイルに合わせて最適な治療法を選ぶことが大切です。


5. まとめ

抜歯後にそのまま放置すると、見た目や咬み合わせ、全身の健康にまで大きな影響が出るリスクがあります。抜歯後の治療には、インプラント、ブリッジ、入れ歯の3つの選択肢があり、それぞれの治療法にはメリットとデメリットがあります。患者さんの口腔内の状態やライフスタイルに合わせて最適な治療法を選ぶことが大切です。

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監修者:
医療法人社団名月会
理事長 山口昌良