みなさんこんにちは。
京王井の頭線 吉祥寺駅より徒歩3分、
吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科です。
妊娠中に虫歯が見つかると、お腹の赤ちゃんへの影響や治療のタイミングについて不安を感じる方も多いでしょう。実際、妊娠中の虫歯治療には注意が必要ですが、適切な時期と方法を選べば安全に治療を受けることが可能です。
この記事では、
✔ 妊娠中に虫歯治療は受けられるのか?
✔ 妊婦さんに安全な治療法や使用できる薬剤
✔ 治療に適したタイミング
✔ 妊娠中の虫歯や歯周病のリスク
✔ 妊婦さんができる虫歯予防法
について詳しく解説します。
妊娠中の歯の健康に不安を感じている妊婦さんや、そのご家族はぜひ最後まで読んでみてください!
1. 妊娠中でも虫歯治療は受けられる?
「妊娠中に歯医者に行っても大丈夫?」「麻酔やレントゲンは赤ちゃんに影響しない?」といった疑問を持つ妊婦さんは多いでしょう。結論として、妊娠中でも適切なタイミングを選べば
安全に虫歯治療を受けることができます。ただし、使用する薬剤や治療法には注意が必要です。
a. レントゲンや麻酔は安全?
歯科レントゲンの影響
歯科で使用する
レントゲンは放射線量が非常に少なく、安全性が高いとされています。特に、歯科用レントゲンは被曝量が極めて低いため、胎児への影響はほとんどありません。また、防護エプロンを着用することで、さらに安全性が高まります。
麻酔の影響
局所麻酔(リドカインなど)は胎児への影響が少なく、
妊娠中でも安全に使用できるとされています。ただし、エピネフリンを含む麻酔薬は血管を収縮させるため、過剰な使用は避けるべきです。麻酔の使用に不安がある場合は、歯科医に相談しながら治療を進めましょう。
b. 鎮痛剤や抗生物質の使用は?
**治療後の痛みや感染予防のために、鎮痛剤や抗生物質が処方されることがあります。**妊娠中に使用できる薬剤は限られていますが、適切な薬を選べば安全に服用可能です。
✔
妊娠中に比較的安全な鎮痛剤
- アセトアミノフェン(カロナール):比較的安全で、医師の指示のもと服用可能
- NSAIDs(ロキソニンなど)は妊娠後期に使用NG! 妊娠28週以降は胎児の動脈管を閉じるリスクがあるため避けるべき
✔
妊娠中に比較的安全な抗生物質
- ペニシリン系(アモキシシリン)、**セフェム系(セファレキシン)**は比較的安全
- テトラサイクリン系(ミノマイシンなど)はNG! 胎児の歯の形成に影響を与える可能性あり
c. 妊娠中にできる治療
妊娠中でも、虫歯の進行度や症状に応じて、適切な治療を受けることが可能です。
✔
可能な治療
- 虫歯の除去と詰め物
- クリーニングや歯石除去
- 応急処置(仮詰めなど)
✔
避けるべき治療
- 抜歯やインプラント(体に負担がかかるため)
- 長時間の治療(妊婦さんの体への負担を考慮)
2. 妊娠中の虫歯治療のタイミングは?
妊娠中に虫歯治療を受ける場合は、
時期を見極めることが重要です。
a. 虫歯治療は安定期(妊娠中期)に受ける
✔
妊娠中期(16週~27週)
→ 母体の体調が安定し、歯科治療に適した時期
✔
妊娠初期(0~15週)
→ 胎児の器官形成が進む時期なので、緊急性の高い場合を除いて治療は避ける
✔
妊娠後期(28週~出産)
→ お腹が大きくなり、長時間の治療が負担になるため、応急処置のみにとどめる
3. 妊娠中の虫歯や歯周病のリスク
妊娠中は
ホルモンバランスの変化や生活習慣の変化により、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
✔
つわりによる影響
→ 嘔吐や食事回数の増加で口腔環境が悪化
✔
唾液の変化
→ 唾液の分泌量が減少し、口内の自浄作用が低下
✔
妊娠性歯肉炎
→ 妊娠中は歯茎が腫れやすく、歯周病が進行しやすい
4. 妊婦さんは虫歯になりやすいから「予防」が大切
妊娠中は虫歯治療よりも「予防」が重要です。
a. 妊娠中でもできる口腔ケア
✔
フッ素入り歯磨き粉を使用
✔
こまめにうがいをする(つわり対策)
✔
デンタルフロスや歯間ブラシを活用
b. 虫歯予防は家族全員で行おう
✔
親から子への「垂直感染」を防ぐ
✔
家族全員で定期的な歯科検診を受ける
5. まとめ
妊娠中の虫歯治療は、
適切なタイミングを選べば安全に受けることができます。また、妊娠中は虫歯や歯周病のリスクが高まるため、
予防を重視することが大切です。
吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科では24時間WEB予約を行っております。
何か気になる点がございました方は以下からご予約ください。
▶
WEB予約はこちら
監修者:
医療法人社団名月会
理事長 山口昌良