乳歯の根管治療とは?永久歯への影響・治療の流れ 徹底解説|吉祥寺駅から徒歩3分の歯医者|吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科

0422-29-3966 WEB予約
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町
1丁目12-1 ロアサンロードビル1F

ブログ BLOG

乳歯の根管治療とは?永久歯への影響・治療の流れ 徹底解説

みなさんこんにちは。 吉祥寺にある歯医者 京王井の頭線 吉祥寺駅より徒歩3分、吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科です。

「子どもが虫歯で神経まで進行してしまったら、乳歯でも根管治療が必要なの?」 「乳歯に神経の治療をして、将来の永久歯に影響は出ないの?」

そんな不安や疑問を持ってこのページにたどり着いた保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、乳歯の根管治療(神経の治療)の流れや注意点、永久歯への影響、さらに神経をなるべく残す治療法など、小児歯科専門の視点から丁寧に解説していきます。 この記事を読むことで、お子さんの歯の状態に合わせてどのような治療が必要なのか、またその治療によってどのような影響があるのかがわかります。

お子さんの歯の治療に不安を感じている保護者の方や、「なるべく抜かずに治したい」と考えているご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!

  1. 乳歯の根管治療の流れ 乳歯の根管治療とは、虫歯が進行して歯の神経(歯髄)まで達した場合に行う治療です。永久歯と異なり、乳歯は構造的に根が細く、成長中の永久歯がすぐ下にあるため、特別な配慮が必要です。

乳歯の根管治療は、以下のようなステップで行われます。

・レントゲンなどで虫歯の進行度を確認し、根管治療が必要かどうかを判断 ・局所麻酔を行い、虫歯に侵された部分を除去 ・歯の神経を取り除く(全部または一部) ・根の中を洗浄・消毒し、薬を詰める ・治療した歯に合わせた被せ物を装着

小児の歯科治療では、治療時間や回数に限りがあるため、1回で完了することもありますし、数回に分けて丁寧に行うこともあります。

a. 乳歯の根管治療の注意点 乳歯の根管治療では、次のような点に注意が必要です。

まず第一に、治療中にお子さんが動いてしまうと危険が伴うため、スタッフのサポートのもと安全に治療が進められる環境が必要です。また、成長中の子どもの歯は根の先が開いていることが多く、薬の量や圧力などに慎重さが求められます。

さらに、乳歯の根の治療が不十分だと、根の先に膿がたまり、次に生えてくる永久歯に悪影響を及ぼす可能性があります。よって、丁寧で的確な処置が必要不可欠です。

  1. 乳歯の根管治療をすることによる永久歯への影響 乳歯の根管治療をきちんと行うことは、将来生えてくる永久歯にも良い影響を与えます。というのも、乳歯は永久歯が正しく生えるためのガイド(道しるべ)の役割を果たしているからです。

もし虫歯を放置して乳歯を早期に失うと、永久歯の生えるスペースが不足し、歯並びが乱れる原因になります。

根管治療を行って乳歯を保存することで、適切な時期まで乳歯を維持でき、永久歯の正常な萌出や歯列形成が助けられます。

a. 乳歯の根管治療は必要? 「乳歯はそのうち抜けるのだから、治療しなくてもいいのでは?」と考える方も少なくありません。しかし、実際には根の先の炎症が広がると、永久歯の芽(歯胚)にダメージが及び、形成不全や変色といった問題が生じる恐れがあります。

治療の必要性は、虫歯の深さや症状(痛み、腫れ)、レントゲン画像での根の状態などから総合的に判断されます。乳歯でも、神経まで達している場合には早めの根管治療が推奨されます。

  1. 乳歯の神経を残す治療について すべてのケースで神経を抜く必要があるわけではありません。可能な限り歯髄(神経)を保存する治療もあります。

  1. まとめ 乳歯の根管治療は、永久歯の健康や歯並びの形成にも影響する大切な処置です。治療の流れや注意点を正しく理解し、お子さんの状態に合わせた選択を行うことが何よりも重要です。

必要に応じて神経を残す治療も検討されるなど、乳歯の根管治療にはさまざまな選択肢があります。信頼できる小児歯科で丁寧な診断と治療を受けることで、お子さんの将来の口腔健康を守ることができます。

吉祥寺おとなこども歯科・矯正歯科では24時間WEB予約を行っております。 何か気になる点がございました方は以下からご予約ください。 https://icontact-4.dapo.jp/docoapo_line/webform.php?id=39399

監修者: 医療法人社団名月会 理事長 山口昌良